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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
昨日「旅は宝石」と書いたら早速、“自分にとっては「子供達が宝石」です”とコメントをいただいた。 素晴らしいことです。 昨今「家族という病」など家族を貶めるような本が人気を呼んでいるが、僕にとって家族はすべてである。 実は「旅は宝石」と書いた後で、じゃ、子供は何なの?宝石以上だとなんといえば良い?と一瞬戸惑ったものである。 そして、50年前のことを思い出した。 8年のアメリカ留学から東大に戻り間もない頃、ボスとちょっと仕事のことで諍いがあった。 その時僕は言った。 “仕事か家庭のどちらが大事かと言われたら、躊躇なく家庭を選びますよ” ボスはじっと考えてこう言った。 “そうか、そういう考えもあるか” 当時としては思いがけない答えだったようだ。 何も気負っていったわけではない。当時のアメリカの家庭観が身についていただけである。 アメリカ人にもワーカホリックは沢山いる。だが、そのようなやつでも、たとえ彼の生活で1%しか家庭の部分はなくても、仕事の99%とは遥かに価値が違うように振舞っていたからである。 それからボスは、僕を人に紹介する時に“この男は顔は日本人だが、中身はアメリカ人なので”と断るようになった。 そして僕は今、5人の子持ち11人の孫持ちである幸せをかみしめている。 でも親父,そのわりに宝石の扱いがぞんざいじゃなかった?という声が聞こえてこないでもないが・・・
by n_shioya
| 2016-12-23 21:20
| 医療全般
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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