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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
「外科医の悲しいサガ(性)」
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「外科医の悲しいサガ(性)」僕はメシを食うのが早い。周りの人たちは皆知っている。食べ終えるのに5〜10分。急げば3分でも処理できる。これは外科医の悲しい習性だ。朝、ブレックファーストを食えば、次の食事には何時ありつけるか分からない。それも手術の合間。サンドウィッチなどをそそくさとコーヒーで流し込む。これを2〜30年も続ければ、早食いは習性となっても仕方がないでしょう。食事だけではない。内科医と違って外科医の場合、いつもゴールは明解で、デットラインも決まっており、無駄は全て切り捨てて、最短距離でゴールインすることを至上命令とする。これは「目的達成型」と呼んでおく。これに反して内科医は、ゴールに縛られることなく、一歩、一歩地道に足で踏み固めて進むことが許される。外科医から見るといつゴールにたどり着くか、イライラさせられることも少なくない。これは「積み上げ型」とでも呼ぼうか。この習性は日常生活にも影を落としていたことに、メスを手放した今、改めて気づかされた。例えば芸術鑑賞でも。無心に絵画を眺め、ひたすら曲に陶酔するよりも、早く体験してしまいたい、つまり手際よく処理したという達成感に比重がかかっていたというのが悲しい現実だった。果たして配偶者は気が付いていただろうか?
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by n_shioya | 2018-03-13 22:08 | Comments(0)


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