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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
「美容医療の健全化」の道筋が見えてきたところで、現時点でどのような美容医療が安全で効果が期待できるか、しばらく僕の考えをお話ししていきたい。まずアンチエイジングを目指す女性にとっての大敵はシワ・シミ・たるみであることに間違いはないでしょう。最近最も進歩したのはシミの治療です。加齢とともに顔や手の甲などが色素性老人斑、いわゆるシミで覆われていきます。大雑把な言い方をすれば、シミとはメラニンの沈着です。基本はビタミンCなどの内服薬や紫外線防止などのスキンケアですが、最近ではほとんどのシミがレーザーで改善されるようになりました。一口にレーザーといっても、波長やエネルギーの出し方で様々な機種が開発され、またされつつあります。一人の医師がその全てに通暁し、また所有することは難しくなっています。またシミにも色々な種類があり、それぞれに適したレーザーの使い分けが望ましいとされています。さらにはシミの種類によってはレーザーで悪化することもあるので、要注意です。結論を言いますと、①レーザーでシミの治療は大幅に進歩した。②だがレーザーを使用する医師には、レーザーについての基礎知識と熟練が要求される。③また施術する医師は、シミの鑑別診断力が必要である。
by n_shioya
| 2018-04-29 22:00
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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