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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
明治維新という革命
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「形成外科基礎学術集会」の今日の目玉は浅田次郎氏の特別講演だった。題して「明治維新という革命」。明治維新の最も根本的な意義は「政権奪還」ではなく、「意識革命」だという。国民の意識が日本的なものから、西欧的な価値観へとガラリ入れ替わっこと。その時移入が叶わなかったのはただ一つ、それはキリスト教だとおっしゃる。欧米の全ての価値観の根本にはキリスト教があるからだ。日本古来の宗教は神道とされるが、これは本来的には宗教とは言えない。なぜなら、八百万の神がおられ、しかも「教義」がないからと言われる。あるのは祭儀と言えば聞こえがいいが、ただの「お祭り」に過ぎない。だから、天皇がキリスト教徒になっても何ら神道とは抵触しない筈、という議論もあった筈、とおっしゃる。ただその代わりに明治政府は天皇に「神格」を与えてしまったのが、つまづきの元。また、ペリーの脅しで開国した時、外交的にはアメリカに「最恵国待遇」を与えて、それが今に続いているという。「最恵国待遇」というのは最初に国交を開いた相手が、他の国に対して全ての面で優先権を持つことだそうだ。ロシアのの国交はアメリカに遅れることわずか一月だった。だがこの差は大きい。それには当時の世界情勢が影響したといいう。明治維新は確かに革命的な革命である。なぜあの時、列強の植民地にならずにすんだか、またなぜ内戦が国を分断せずににすんだか?話は尽きない。今年は明治維新から150周年。なのに誰も祝おうとしない。こちらの方がオリンピックよりはるかに意義のある出来事のはずなのに、と浅田氏は日本人の意識の低さに残念がっておられた。
by n_shioya | 2018-10-18 18:19 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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