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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
僕と毛髪との関わり
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「僕と毛髪との関わり」僕と毛髪研究との関わりは今から40年前に遡る。当時ハゲの根本的な治療法は二つあるとされていた。まず、ハゲてない親を持つこと。そして去勢をすること。どちらも不可能である。つまりハゲは治療できないということの裏返しのジョークであった。だがここ20年ほどのハゲの治療の進歩は目覚ましい。その先鞭をつけたのがミノキシジルという薬剤である。そもそもは血圧の薬として開発されたものが、副作用として体毛の増加が認められ、発毛剤として転用されたのである。ハゲてない親の問題は「遺伝子」の分野であり、まだ遺伝子治療まではいかないが、ハゲに関わる遺伝子は解明されつつある。「去勢」というのは、ハゲの元凶が男性ホルモンであるという認識だが、その働きを抑制する薬物療法が開発され、ミノキシジルを補完するようになった。このすべての分野で、僕がお手伝いをしているFML(フューチャー・メディカル・ラボラトリー)がトップを走っていることは喜ばしい。ところで最近はハゲのかわりにAGAという言葉を使うようになったのは重々承知しているが、僕は今20年ほど前に出演したNHKの医学番組を思い出している。本番前の打ち合わせで、ディレクターが言うには“ハゲは放送禁句ですのでご注意を”“ではなんて言うの?若くして毛が薄くなった・・・もっと失礼じゃない?”“でも先生がウッカリ口を滑らせてしまうのを、止めることはできませんので”といかにもNHKらしい便法を授けてくれた。
by n_shioya | 2019-03-06 21:57 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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