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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
堀文子と岡田謙三
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60年前。北部ニューヨークの岡田謙三さんの別荘で堀文子さんに初めてお目にかかった。岡田さんはグリニッチビレッジにアトリエはお持ちだったが、別荘で過ごされることが多かった。当時僕はその近くのオルバニー大学病院でレジデントを務め、ひょんなことから岡田さんと知り合い、しばしば別荘にお招きいただいた。何ベッドルームかわからぬほどの広大な山荘で、岡田ホテルと自称されて、日本からの画学生を誰彼となく泊めては世話をされていた。堀文子さんもその岡田ホテルの長期滞在者の一人だった。堀さんが留守のある日、岡田夫人がちょっと、ちょっとと我々を堀さんのアトリエに招き入れてくれた。“彼女は絶対に自分のアトリエは人に見せないの。こんなこと知れたらカンカンになるわ。彼女が怒るとそれは怖い。鬼の形相だわ。”アトリエにどんな絵があったかは覚えてない。なんで岡田夫人が堀さんの嫌がることをしてくれたのかもわからない。そして我々はいささかのやましさを今まで持ち続けてきた。その堀文子さんも今年初め、100歳で逝ってしまわれた。岡田夫妻はもうこの世の人でない。今日その回顧展をナカジマアートで拝見して60年前を思い出しました。
by n_shioya | 2019-12-05 20:40 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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