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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
“明日という言葉はあしたと読むべきか、あすと読むべきでしょうか?”
佐久病院の形成外科部長大谷津君から問い合わせのメールが舞い込んだ。 彼が今回主催する学会で“明日から役立つアンチエイジングの知識”という題名で特別講演を依頼され、その最終準備に追われているところである。 あす、あした? 特に考えもしていなかったし、どっちでも同じような気もするだが、多少ニュアンスに違いが無いでもない。考えるほどにわからなくなってきて、こう返事した。 “どちらでもいいけど、むしろ心配なのは、明日から役に立てる話が出来るかどうかです。” これではかえって新たに彼の心配の種を作ってしまったかもしれない。 依頼された当時は、単純に皮膚の若返りについてハウツウ的な話をすれば、と考えていた。 皮膚の老化、ケミカルピール、レーザーボトックス等、その理論と実技について。 だが日進月歩の分野である。明日すぐ役立つ知識は、明後日はもう古くなってしまっているかもしれない。また現役の臨床医の方々のほうが、僕よりはるかに詳しくご存知かもしれない。 しかも肌のアンチエイジングは、広い意味のアンチエイジングメディシンのごく一部に過ぎないということもある。 ここは一丁、大上段に構え、アンチエイジングとは?から説き起こし、その中で皮膚の問題を位置づけし、更には形成外科医にはなじみの少ないホルモン補充療法や抗酸化療法そして今銀座クリニックで普及に努めているキレショーンの現状と見通しについて、基本的は考え方をお話したほうが、明日から当分の間はお役に立つ内容になるのではないかと思い直し、一生懸命パワーポイントを組み替え始めたところである。
by n_shioya
| 2006-07-14 23:30
| アンチエイジング
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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