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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
不勉強でつい最近、メッツという言葉を知った。
そりゃあんた、野球も知らないから当たり前、といわないでください。ニューヨークの野球球団ではなく、運動で肥満を解決する際の重要な指標なのです。 1メッツは、体重一キログラム当たり一分間に3・5ミリリットルの酸素を消費するような「運動強度」である。 メッツはMETすなわちMeTabolic Equivalentの略で、運動で消費された酸素量をあらわし、これから運動で燃焼された脂肪の量が推定されるという。 運動の際の酸素消費量 (ミリリットル) は、 3.5XメッツX体重(kg)X時間(分) と計算する。 例えば一時間に5キロメートルのペースで歩く場合の運動強度は、約4.5メッツとされている。 体重60キロの人がこのペースで30分歩くけば、 3.5X4.5X60X30 で、酸素消費量は約28リットルとなる。このときの消費エネルギーは、約137カロリーである。これは脂肪を約15グラム燃焼したことに相当するから、このペースで続ければ、計算上は約5.5キログラムの減量が達成できることになる。(合間に僕みたいにチョコレートをパクつかけなければの話しだが。) ちなみに一時間に5キロというのは、歩くスピードとしては可なり早いほうである。 歩くだけの運動でも、かなりの効果があるということが分かる。スピードはともかく、まず歩くことが大切なのである。 ![]() いいことを言ってくれますね。ちょうど僕が毎日実行している散歩の量がぴったしだ。 ご本の中のいろいろな運動の運動強度の一覧表を見ると、僕がこれから挑戦しようと意気込んでいるゴルフのメッツは、 電動カート使用の場合は3 歩く場合は4となっている。ジョッギングの7~9に比べ意外に値が低いが、長時間歩くから、総量としては充分に脂肪を燃焼することになるだろう。 ちなみにメッツはあくまで運動強度であって、運動量ではない。運動量を求めるには、 メッツX体重X時間(分) という計算をする。 ちょっとややこしいですかね。
by n_shioya
| 2007-01-17 21:32
| エクササイズ
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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