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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
言うなかれ、君よ、別れを、
“言うなかれ、君よ、わかれを、
世の常を、又生き死にを・・・
この夕べ相離(さかる)るとも
輝かし南十字を
いつの夜か、又共に見ん・・・・”

この大木惇夫の「戦友別盃の歌」を、配偶者が買ってきた「久世光彦の世界」の中に見つけ、敗戦の色濃くなった中学一年の時、漢文の教師が万感の思いを込めて聞かせてくれたのを思いだす。

いまだに昭和と和解できず、日の丸から顔を背け、君が代には口をヘの字に閉じる僕が、唯一日本と持つ接点がこの詩である。
何もそこまでかたくなにといわれるかもしれない。だが、あの時最高責任者を断罪にしなかった、考えもしなかった体質が、今の官僚支配無責任体制に繋がっているように思える。

久世光彦もこの歌をこよなく愛した。
小説「卑弥呼」は彼の愛読書のアンソロジーというより、この歌のためだけに書かれたような気もする。

作家である僕の姉のよき理解者でもあった彼は、去年3月亡くなった。享年70
by n_shioya | 2007-04-21 22:32 | コーヒーブレーク | Comments(2)
Commented by 虎の巻 at 2007-04-22 14:14 x
最●責任者の方に関する本は海外でも発刊されてますが、いい本に限ってなかなか和訳されません。私は丸の内勤務で、よくオアゾの丸善におりますので、もしかしたらお会いするかも知れません。
Commented by n_shioya at 2007-04-22 21:39
やはりまだ日本は言論不自由の国かもしれませんね、うっかりすると口封じされる・・・
それとも根本的にはメンタリティでしょうか?


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