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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
“美女は美女を呼ぶ”ということわざどおり、いやそんなことわざがあったかどうかはともかく、このところ美女軍団を擁する銀座クリニックには美女が足繁く訪問する。
先日も、美容皮膚を専門にする艶やかな一人が,アンチエイジングを見学にと、クリニックに現れた。丁度昼飯どきで、クリニックを案内してから、いつも行くざくろ銀座店で天丼をお付き合いいただいた。 聞けば今産休で、しばらくパートを続け、そのあいだにアンチエイジングの勉強を済ませてといういい心がけである。 皮膚のアンチエイジングは女医さんが適任というのは僕の持論である。 我々男の医者は、皺の一本や二本と言う本音がつい顔に出てしまうが、彼女等は自分の問題として親身に患者の悩みに答えようとする。 具体的な名前を挙げて恐縮だが、湘南鎌倉病院の山下部長など、本来の再建外科、熱傷でも一流だが、こと皮膚の若返りに関しては、彼女にかなう者はいないだろう。 人並みはずれた勉強家で、しかもエステオタクで、スキンケアに関することはすべて自分で検証しているので、はなはだ説得力がある。 彼女は又、北里形成外科女医の会の会長として、女医の地位待遇の改善に努めている。 最近は改まっては来たが、僕が現役の頃は女医さんは随分と冷遇されてきた。結婚や出産で戦力として期待できないというのが、男性の医師の本音であったようだ。 北里の皮膚科など、結婚したら医局を出ることが条件だったと聞いているし、耳鼻科ではは女性お断りという明文化されない内規があったそうだ。 だが形成外科だけは、当時の主任教授(誰かはお分かりでしょう)の強い意向を受けて、女性大歓迎のスタンスを取っていた。 女性のチーフレジデントも形成外科が初めてではなかったろうか。ちなみにそのチーフが今の湘南鎌倉病院の山下女史である。 もっと、もっと女性医師の待遇を改善せよ、さすれば医師不足と少子化対策という一石二鳥の解決に繋がるではないか。 というのが鼻の下が伸びきっている、白髪の老いぼれ医師の提案である。
by n_shioya
| 2007-04-28 23:59
| アンチエイジング
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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