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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
女医よ、団結せよ!
美女は美女を呼ぶ”ということわざどおり、いやそんなことわざがあったかどうかはともかく、このところ美女軍団を擁する銀座クリニックには美女が足繁く訪問する。
先日も、美容皮膚を専門にする艶やかな一人が,アンチエイジングを見学にと、クリニックに現れた。丁度昼飯どきで、クリニックを案内してから、いつも行くざくろ銀座店天丼をお付き合いいただいた。
女医よ、団結せよ!_b0084241_1441778.jpg

聞けば今産休で、しばらくパートを続け、そのあいだにアンチエイジングの勉強を済ませてといういい心がけである。

皮膚のアンチエイジングは女医さんが適任というのは僕の持論である。
我々男の医者は、皺の一本や二本と言う本音がつい顔に出てしまうが、彼女等は自分の問題として親身に患者の悩みに答えようとする。

具体的な名前を挙げて恐縮だが、湘南鎌倉病院山下部長など、本来の再建外科、熱傷でも一流だが、こと皮膚の若返りに関しては、彼女にかなう者はいないだろう。
人並みはずれた勉強家で、しかもエステオタクで、スキンケアに関することはすべて自分で検証しているので、はなはだ説得力がある。

彼女は又、北里形成外科女医の会の会長として、女医の地位待遇の改善に努めている。
最近は改まっては来たが、僕が現役の頃は女医さんは随分と冷遇されてきた。結婚や出産で戦力として期待できないというのが、男性の医師の本音であったようだ。
北里の皮膚科など、結婚したら医局を出ることが条件だったと聞いているし、耳鼻科ではは女性お断りという明文化されない内規があったそうだ。

だが形成外科だけは、当時の主任教授(誰かはお分かりでしょう)の強い意向を受けて、女性大歓迎のスタンスを取っていた。
女性のチーフレジデントも形成外科が初めてではなかったろうか。ちなみにそのチーフが今の湘南鎌倉病院の山下女史である。

もっと、もっと女性医師の待遇を改善せよ、さすれば医師不足少子化対策という一石二鳥の解決に繋がるではないか。

というのが鼻の下が伸びきっている、白髪の老いぼれ医師の提案である。
by n_shioya | 2007-04-28 23:59 | アンチエイジング | Comments(0)


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