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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
渋滞ラッシュを避けて連休を端折って、夕方山の小屋から横浜の自宅に戻ってきた。
材料もないし、買い物を兼ねて元町で夕食をとることにした。家から元町までは歩いてもいける。 外人墓地の脇を下りながら、何かひどく疲れてというより落ち込んでいる自分に気がついた。別に気分が悪いとか、欝状態ではないが、まだ無理して生きてることはないじゃないか、もう充分したいことはしたし、といった珍しくネガティブな気分である。 「つな八」にしましょう、と配偶者は言う。僕も異存は無い。 珍しく生ビールの中ジョッキをとり、ふたりでわけて飲み始め、運ばれてきた海老のてんぷらを口にした。 実に美味い。何年ぶりかの味だと思って、はっと気がついた。渋滞を避けるために中央高速を飛ばし続け、昼飯を取るのを忘れていたのである。 天ぷらのグライセミック・インデックス(通称GIといって,摂取後のグルコースの上昇度を表す)はいくつか忘れたが、血糖値が急上昇したことは間違いない。すぐに脳は活性化し、気分も爽快になった。来る道での深刻な厭世観は要するに、腹が減っていただけと気がついた。 全く人は単純なものだとわれながら感心した。 パスカルは人は“考える葦”であると名言を残したが、今夕の僕は“考える豚”にすぎなかたようである。
by n_shioya
| 2007-05-05 23:59
| 食生活
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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