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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
海外旅行ではレンタカーを利用することが多い。
空港で借りて空港で返す。自分で運びさえすれば持ち運ぶ荷物も制限されないし、その日どこを周ろうと、どこに宿を取ろうと行動も自由である。 だが、時折汽車の旅もしてみたいと思わないではないがつい便利さに負けてしまう。 ![]() 最近のベービーブーマーの世代の傾向として、チンタラ汽車で移動し、あまり観光客で込み合わぬ穴場を見つけ、ゆっくり長逗留するという。 ボートで運河を何日もかけて、途中観光しながら移動するというのも人気があるようだ。 要はは人ごみを掻き分ける観光名所を目的地にせず、むしろ移動自体を目的として楽しもうということもあるようだ。またベービーブーマーは概して恵まれた子供時代をすごし、いまさら名所巡りでもないということもあるようだ。 確かに一理あるが、でもこれは比較的狭い地域に、それぞれ独自の文化旧跡が密集しているヨーロッパならではあの話ではないだろうか。 先ず我々の場合、それほど長期の休暇をとるなど夢のまた夢である。 しかも外国へ行くにはその往復旅費が最も費用を取られる部分で、いまさらシベリア鉄道だの、太平洋の船旅というわけには行かない。 だがよくあるパックツアー、五日間五大都市めぐりなどはやはりいささか非人間的といわざるを得ない。 だが僕もこの特集の主旨に従って、できれば試したい旅はいくつかある。 その一つは、オリエント急行の旅である。今サイトを見るとかつてのベニス・シンプロン・イスタンブールのほかにも、英国、更には東南アジアのツアーもあるようだ。 今一つはトスカーナの長期ステイ。 フェラガモが村おこしをして、りモデリングをしたチャーミングな農家を点在させた、イル・ボッロと言う村に2週間ほど。 いま僕は、40年前、アメリカ留学を終えて帰国の際、経済的な事情もあり、二ヶ月かけて、アメリカ大陸を横断した旅を思い出す。子供二人をフォルクスワーゲンに詰め込み、テントを屋根にくくりつけ、イェローストーン、グレーシャー、マウントレニエ、ヨセミテ等々、北西部の国立公園を駆け巡ったものである。 二ヶ月間、一日もモテルに止まらないテント生活を続け、気に入った場所には一週間でも腰をすえ、考えてみるとこれこそ、“スローエストでモーストビューティフル”な旅だったと自負している。
by n_shioya
| 2007-05-12 23:22
| QOL
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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