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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
新聞辞令では後継総裁はまだ立候補もしていない福田氏で決まりのようだが、その是非はともかくとして、僕が理解しがたいのは安部総理の病状報告である。
こういう場合、裏の裏があっても不思議はないのだが、まず、機能性胃腸障害という診断である。 もっともらしい診断名だが要するに“胃の具合が悪い”ということで、誰にでもあるありふれた状態であり、むしろ当人の言動はナーバスブレークダウン、昔で言う神経衰弱が当てはまるのではなかろうか。 それが何故あのような発表の形をとったか、裏を探るといくつかの可能性がある。 といっても何も具体的な根拠があるわけでなく、野次馬の無責任な推論である。 ①突然の政権放り出しに対する無責任という批判を和らげるため。だが、それにしては病名が曖昧すぎる。 ②何か悪性のものが発見された。その際診断をぼかすのは、要人の場合はしばしばありうる。だがそれなら2,3日で退院の可能性を示唆できるはずがない。またそれが何であれ、慶応大学病院で対処できないはずはないし、しかも根本的治療が必要な病気が発見されたのなら、公表することは本人をカバーすることにも通ずるはずだ。 ③何か想定外の事情が背後に隠れている、つまり推論の範囲外ということで、野次馬は降参ということになる。 が、マスコミは次期総裁の予測一色で、阿部さんのことは一言も出てこない。 熱しやすくさめやすいマスコミにとって、阿部さんはもう完全に過去の人のようだ。
by n_shioya
| 2007-09-14 23:59
| コーヒーブレーク
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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