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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ストーク・オン・トレント
今朝の湾岸道路は異常に渋滞しており、お台場のフェルカー社についたときは、約束の時間を一時間以上過ぎていた。

こういう渋滞に遭遇すると反射的に思い出す光景がある。
イギリスを南北に縦断する高速道路M6がストーク・オン・トレントをバイパスするあたりだ。

10年ほど前のこと、湖水地方と並んで人気の景勝地コッツワルドに二日間滞在した後、朝早くブロードウェイの由緒ある館、リゴンアームズを後にして、北のチェスターへ向かって出発した。
M40からM44を径由してM6に乗り、バーミンガムを迂回するまでは順調だったが、ストーク・オン・トレントに差し掛かったあたりで大渋滞に遭遇した。

ストーク・オン・トレントは焼き物の街で、イギリスを代表する焼き物ファクトリー、ウェッジウッド、ロイヤルドールトン、ミントンなどほとんどが集まっている街である。
是非寄りたいところだが、今回はチェスターの近くのコンバテックの研究所の研究員たちと夜6時の会食が入っているので、町に早く入って観光もすましてと、焼き物の街はまたの機会にと考えていた。

ところが渋滞は一向に解消せず、車の列はまったく動かない。ハイウェイなので逃げることもかなわない。
結局ストーク・オン・トレント迂回するだけに3時間かかり、チェスターのホテルに着いたのは、ディナーの約束の6時きっかりだった。

ちなみのその夜は郊外の由緒ありげなマナーハウスでの接待だった。
雰囲気は抜群だったが、料理は典型的な英国風と申せばお分かりになるでしょう。実は我々の泊まったチェスターのホテルグロブナーのレストランは、イギリスには珍しいミシュランの一つ星である。何でそっちでなかったの、といってはホストに申し訳ないので口にはしなかったが。

翌日はコンバテックの研究所を視察し、午後は西へ2時間ほど車を走らせ、ウェールズの誇り、名城カナーフォンを訪れた。
その夜は戻りが真夜中になり、ホテルのレストラン、アークルのディナータイムには間に合わなかった。

今ひとつ残念だったのは、どうせのことなら渋滞の手前で一般道に下り、たとえ数時間でもストーク・オン・トレントの焼き物ファクトリーを覗けばよかったという悔いである。

そういうわけで、生来諦めの悪い僕は、日本で渋滞に遭遇するたびに、閉じ込められた車の中で、訪ね損ねた焼き物の街、ストーク・オン・トレントに想いをはせ、食べ損ねたグロブナーホテルのレストラン、アークルのご馳走に、舌鼓ならぬ舌打ちをするのが習いになっている。
by n_shioya | 2007-10-02 23:01 | QOL | Comments(1)
Commented by 同人アニメーション水着抜き at 2011-10-30 20:02 x
{)1iI&Bk, anime.ex-navi.biz, 同人アニメーション水着抜き, http://anime.ex-navi.biz/dojin/73.html


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