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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
“何であなたそんなにしつっこく官僚の悪口を言い続けるの、はしたないじゃない。”と配偶者に言われた。
“こっちは我慢して黙っていようと思っても、守屋とか何とか元局長とか、あいつらのほうが、せっせと話題を提供してくれるんだ。” だが、よくいわれることだが、ニュースには非日常性が欠かせないので、犬が人を噛んでもでもどうということはないが、人が犬をかめばニュースになるという。 たとえば中国通に言わせれば、かの国では警官が賄賂を取るのが当たり前で、もしも賄賂をとらなければニュースになるほどだそうだ。 ということは、官僚のスキャンダルにこれだけニュース性があるということは、わが国ではそれが日常茶飯事ではないわけで、まだ救いがあるということかもしれない。 それにしても、何故僕は官僚に対しこうカッカくるのだろう。 確かに僕自身、官僚の無作為に40年間苦しめられたことは確かだ。 だがふと僕はいまだに続くドイツ人のヒットラーに対するこだわりとユダヤ人虐待に対する、それこそ自虐的ともいえるほどの罪悪感と責任追及に思いをいたした。 もちろん現存している人たちは、当時ヒットラーに迎合し、ユダヤ人虐待に加担しなくても、見ぬ振りをしたというやましさを持っているが、それ以上に、ゲルマン民族は自分たちの内に未だ潜んでいる、ヒットラー的なものの影におびえているのが、あそこまで過剰にきびしくなる一因だと聞いたことがる。 こういえば慧眼な読者はもうお分かりでしょう。 僕がここまでしつっこくブログで官僚を糾弾し続けるのも、自分の中に潜んでいる役人根性に対する嫌悪感、そして場合によってはあいつらよりはるかにいやらしい官僚になれたかもしれないという自負が最大の理由だということを。 少なくも配偶者の冒頭の発言は、50年連れ添った経験から、そこまで見抜いていてのものではなかったかと勘ぐるしだいである。
by n_shioya
| 2007-11-10 23:16
| QOL
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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