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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
美人は口元から
昨日のパーティでは、鶴見歯科大学の斉藤一郎教授とテーブルがご一緒だった。
斉藤先生は日本抗加齢医学会の理事で、歯科のアンチエイジングの分科会を主催されている。
其の先生が意外なことを言われた、今歯科医は余ってきて、もっと仕事の範囲を拡大しなきゃならないですよ、と。

この一年、ぼくは毎週のように歯科に通っている。前にも書いたように歯周病のため、それもほとんど一本の歯の保存に使われている。
こんなに丁寧な治療が必要なら、歯科医がいくらいても足らぬだろうし、また、今の保険料金ではクリニックの経営が赤字になるのでは、といらぬ心配もするほどである。

ところが斉藤先生のお話では、このように歯の手入れがお粗末だったのは、団塊の世代までで、今の子供たちは学校保険の教育が行き届いて、虫歯歯周病も激減したという。
つまり、あまり我々が予防に力を入れすぎて、患者さんを減らしてしまったのですな、ハ、ハ。と複雑な笑みを浮かべられる。

そこでアンチエイジングなんですよ。
と先生は真剣である。
歯周病の治療も大事だが、義歯を入れると唇にゆとりができて、縦皺が増えて苦情が出ることが多い。
これも立派な見た目のアンチエイジングなので、是非、形成外科や皮膚科の見た目のアンチエイジングの研究会にも参加して、一緒にこの問題の解決に取り組みたい。
というありがたいお話である。

確かに以前からアンチエイジングの三割を歯の問題が占めるといわれてきた。が、それはもっぱら歯周病全身病の原因の一つであるという観点からである。

だが、確かに顔貌の老化には顎の変化が重要な位置を占める。
見た目のアンチエイジング歯科も不可欠であるとは、いい勉強になった。
それから審美歯科の問題も取り入れていかねばならないだろう。
せっかくの4人のカリスマシェフの夢の競宴もそっちのけで、今後のコラボレーションについて我々は夢中で話し続けた。

ところでこんなことが手術場で囁かれているのをご存知だろうか。
美人の顔に寄与しているのは上半分下半分のどちらだろう、という問いである。
そりゃ目だよ、だから上半分というのが素人の考え。
ちがう。
その証拠にマスクをしているとほとんどの看護婦さんが美人に見える。それが一旦マスクを外すと裏切られることがあるではないか。
だから美人と思われるには、口廻りが大切、というのが大方の外科医の経験らしい。
如何でしょう、斉藤先生?
by n_shioya | 2008-07-22 22:59 | 美について | Comments(4)
Commented by Doc.K at 2008-07-23 11:03 x
暑中お見舞い申し上げます。
operoomでの心のときめき→→やや落胆。ありました・ありました。でも瞳の美しさには懲りずに今でも魅せられてます。 
Commented by n_shioya at 2008-07-23 15:57
Doc.K :
この猛暑、異常気候の走りですかね。
箱根はいかがですか。
銀座にも一度是非。
Commented at 2008-07-25 06:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by n_shioya at 2008-07-25 08:44
きのこ組さん:
コメント有難うございます。
かつてヨーロッパの人類学者が同様の考えで、白人の優位性を唱えたことがあります。
しかしこの議論は、容貌の印象なり好みと、知性と、進化論を一緒こたにしたいささか独善的な感じがします。
これは当時の欧米の植民地政策の正当化には都合が良かったのでしょう。
ただ、いま僕は、容貌のメッセージ性という観点から、この問題を含め分析を試みていますので、途中経過をブログに乗せるようにいたします。


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