|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
日本にはいまだ香水文化が存在しない!
この数週間でやっと分かった。 ことの起こりはこうである。 ニューヨークの僕の長男が、新たに三つの香水を開発し、あまたある世界の香水の中で、其の二つが香水ミシュランで五つ星を獲得した。 残りの一つも三つ星である。 彼はそもそもは芸大卒の彫刻家である。ニューヨークで数々の作品を発表し、其のうちの一つはウェストサイドの公園を飾っている。 やがて匂いの出る彫刻を手がけ、以前日本でも作品展を2度ほど開催したが、其のうちに香水そのものに凝ってしまったようである。 僕も日本男子として香水には縁がないが、まあ、息子の自信作と言うこともあり、知り合いのだれかれに勧めたり、日本での販売の可能性を探ってきた。 そしてまずぶち当たった壁が例の行政のしちめんどくさい制約である。 事務所をおき、輸入販売の許可を取らねばならぬ。 もっと問題なのは、日本は女性でもあまり香水をつける習慣がないということだ。 むしろ反対に、化粧品でも無臭が好まれる、つまり匂いを身に纏う習慣が、日本にはないということのようだ、一部のソフィスティケートされた美女を除いては。 そういわれれば、欧米などのパーティで、女性はご本尊よりまず香水が匂ってくる。そばで話しているだけでこちらの衣装にも移ってくるし、ハグでもしようものなら体中が香水に包まれ、家に帰ると鼻敏い配偶者から、なによ其の匂い?、また、誰かに抱きついていたのね、とたしなめられることしばしばである。 これではいかん。 親ばかになって、伝道師として日本に「香水文化」を広めてやらねば。 そのためには僕も自分に振りまく必要がある。 今後もし僕が異臭を放ったら、それは“加齢臭”ではなく、流行の先端を行く“男の匂い”だと思って欲しい。 ちなみに彼のブランドのS-perfumeには、女性用、ユニセックス、男性用と三種類ある。 ユニセックスの作品は「S-ex」という。ハイフォンをぬかして読めば・・・。お分かりでしょう。 効果満点ですぞ!男女共に。
by n_shioya
| 2008-09-19 22:42
| スキンケア
|
Comments(10)
Commented
by
icelandia at 2008-09-20 00:45
http://japan.s-perfume.com/s-perfumes.html
これですね。 個人的には香水よりもエッセンシャルオイルのブレンドの方が好きですが、試してみようかなぁ〜。 タバコと同じくマナーの問題ですが、日本では相手や場により気を遣わないといけない場合も多々あるため、香水は難しいですね。ぜひその文化を広めてください。
0
Commented
by
vicoprofen at 2008-09-20 01:22
日本より韓国のほうがマーケットとしては良さそうですね。自分はアメリカの洗剤で十分いい香りがしてるかな(笑)。
先生、日本でも伽羅(きゃら)の最高峰である「蘭奢侍(らんじゃたい)」が奈良の正倉院に秘蔵されていることからもわかるように、香りの文化が存在していたのです。
戦国武将、高僧、公家などにとって、伽羅の香りを身につけることが最高のステータス・シンボルであった時代もありました。 ・・・これ、実は昨日新幹線の中で読んだ「ゴルゴ13」の150巻(最新刊)「宴の終焉」の中の「香りの宝石」からの100%受け売りです・・・。
Commented
by
n_shioya at 2008-09-20 22:59
icelandiaさん:
是非お試しいただいて、ご感想をお願いします。
Commented
by
n_shioya at 2008-09-20 23:00
vicoprofenさん:
美容外科でも勧告女性の方が、ずっと積極的でオープンです。
Commented
by
n_shioya at 2008-09-20 23:01
Commented
by
きのこ組
at 2008-09-21 10:34
x
Commented
at 2008-09-21 14:58
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
n_shioya at 2008-09-22 23:03
SAEさん:
今読んでる本には、アダルトチルドレンが見事に描かれています。
Commented
by
n_shioya at 2008-09-22 23:06
きのこ組 さん:
貴女を完全にフラフラッとさせる香水を息子に作らせましょう。
|
塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
ファン申請 |
||