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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2010年 09月 11日 ( 1 )
医者の口入屋
今日テレビを見るともなく見ていたら、医師の斡旋業者の話をやっていた。
なんじゃない、口入れ屋である。医師も落ちたものだ。ま、昔から、医者、坊主、芸者と軽蔑された職業ではあったが、
それでも以前は、医局という、芸者の世界で言えば置き屋に相当する格式高い機構が仕切っていて、医師の適性配置を行っていたが、6年前導入された悪名高い研修制度の為に、置き屋ではない、医局が実質的に破壊され、行き場のない医師がうろうろし、勝手に東京など、便のいい都会に集中するようになり、地方の医師不足が深刻な問題となったのである。

ま、昔は医者の世界は、ヤクザと同じで、一旦草鞋を脱いだら一生束縛されたものである。
反面、教授という、置き屋の女将に相当する人物が絶大な権力を施行して、過疎地に数年いれば、又、大学に戻して埋めわせをするということでバランスをとっていたようであるが、いまはその力を失ってしまった。

今一つ日本の問題は、病院がオープンシステムでない為、開業するには経済的に負担が多く、また検査機器の無駄も多い。
欧米、特にアメリカでは、開業医はオフィスだけ持てばよい。検査も入院も、契約した病院に任せて、そこに往診する。
つまり、患者は医師には診察料、手術料といった技術料だけ払い、入院料検査料は病院に払う仕組みなので、開業医の負担は少ない。
開業医が、検査機器から、ベッドまで準備するより、このほうがはるかに合理的といえるが、日本の保険制度では技術料があまりにも低く、検査漬けとベッドの差額でかろうじてつじつまを合わせているので、このオープンシステムは成り立たないようである。

また、アメリカでも医療費の締め付けが厳しくなり、丸めといって医療報酬が、それぞれの病気や手術でひとまとめの支払いになってくると、医師はなるべく自分の取り分を多くするために、入院が必要な場合でも、外来通院で済ませて患者に負担に強いることが多々ある。
そしてまた、病院は空床が増え倒産に追い込まれる病院も少なくない。
生死の沙汰も金次第、というアメリカの現状はシッコによく描かれていたでしょう。

医療が進歩すれば、必然的に医療費も高騰する。だが、財源に限りはある。
その限られたパイをいかに配分するか、これが今、世界各国が抱える悩みである。
そして高齢化社会に突入して問題はさらに深刻になっていく。
by n_shioya | 2010-09-11 22:31 | 医療全般 | Comments(2)




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