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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2012年 01月 25日 ( 1 )
テレビにもの申す!
テレビが「政治」を動かすようになって久しい。
始まりはケネディとニクソンのテレビ対決だったと思う。

その後エスカレートして、小泉純一郎のような天才的ギャンブラーが大手を振って政局を振り回す、「劇場型政治」へと堕落した。
政治だけでなく、中立的であるべきニュース報道も、「ワイドショウ的」になり、視聴率がすべてという哀れな媒体になった。

当然「医学番組」もその影響はまぬかれない。
勿論真面目な番組もあり、日進月歩の医療の世界では、我々医師でも専門外のことは、テレビ番組で知ることも少なくない。
だが、視聴率を上げるためには、“世界初”とか、“これですべて解決”とか、“神の手”とか、詐欺まがいのどぎつい表現が横行しはじめている。
そのような低劣な番組に視聴者がなびくのは、日常での診療場面での医師の説明不足もあるし、また、テレビにまで取り上げられる最新情報に取り残された不勉強の医師の存在も否めない。

取材を受ける側としてはいろいろと言い分がある。
まず、そもそものテーマ設定が、ちょっとした風評的なことから始まり、ディレクターの個人的な聞きかじりで、取材先を選び、妥当と思われる専門家のところにたどり着いた頃には、すでにある程度のシナリオが出来ていることが多い。そして専門家の取材は、そのシナリオに会った言葉を引き出すだけなので、本人の意図と180度反対のメッセージに変貌してしまうこともまれではない。
その為、啓蒙ではなく増蒙になることもある。

もはやテレビは、医者にとっても未だ最重要な啓蒙手段であり、またそうでなければならない。
殊に、ネット上に中傷を含めた怪しげな情報が氾濫し始めた今、ある程度同業医師の批判に耐えられる正しい情報を取材記者に伝える必要がある。
「自己宣伝」と「啓蒙」との線引きは困難かもしれない。
だが、医師たるもの、最新の知識を正しく一般に伝えるのは義務と心得、その為に、医療と一般人の仲立ちをする重要な存在としての、マスコミとの付き合い方を習得すべきであろう。
by n_shioya | 2012-01-25 22:14 | 医療全般 | Comments(3)




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