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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2012年 07月 06日 ( 1 )
日本の医学部は皆落第!
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先日の北村教授による「東大の医学教育の現状報告」でショッキングだったのは、
①東大の医学部のカリキュラムは昭和10年から平成に入るまで、全く変更されていなかった。これは科目や時間数だけでなく、時間割が固定されたままだったと言うから驚きである。
②東大の研修医は2年の研修を終えた時点で、其の実力はアメリカの医学部4年生にも劣ると言う。
これは、学生が診療に関わるいわゆる参加型臨床研修があまりにも粗末なのが原因らしい。
③其のため、今後施行されるはずの臨床経験を重視する国際基準を満たす医学部は日本には皆無と言う事になるらしい。
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それにしても僕が学生の頃の学部教育は悲惨なものだった。
例えば生理学のS教授。
10年はたったと思われる、ボロボロの古いノートを只読み上げる。まるで10年間、生理学は全く進歩しなかったかのように。それはあたかも同じところをぐるぐる回る壊れたレコードのようでもあった。
1時間半の講義で、途中一度休憩されるが、其の時間は決まっていて、其の時が来るとセンテンスの途中でも、蓄音機を中断し、休憩時間が終わるとまたそこから開始される。

内容だけでない、教育の仕組みが旧態然とした、明治の遺物であった。
アメリカ留学を終え、昭和39年、ちょうど東京オリンピックの年に帰国した僕は、社会の変革とは全く無縁な母校のありように唖然としたものである。
あるときドイツから友人の教授が訪ねてきた。東大病院を見学した後で,彼は言った。“素晴らしい!”
だが、其の後がいけない。
“まるで百年前のドイツを観るようだ”と。

それから50年。
ちょうど其の頃始まった青医連(青年医師連合)のインターン廃止運動は全国に波及して政治闘争としてエスカレートし、安田砦の攻防戦で頂点に達し、その落城で終止符を打たれたが、あれだけ世間を騒がせた「医学部改革闘争」はいったいなんだったろう。
全てグローバリゼーションの今、日本の医学部もそろそろ国際レベルを目指したら如何?
by n_shioya | 2012-07-06 21:55 | 医療全般 | Comments(2)




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